「何となく婚活」してるから、それほど疲れないのかもしれない。

投稿者: | 2025年4月17日

「婚活、してるの?」

そう聞かれたら、たぶん私は「うん、してるよ」と答える。
でもその実態は、全然“ガチ”じゃない。

アプリに登録してるけど、1日にログインするのは1回あるかないか。
誰かから「いいね」が来たら見てみるけど、
そこまで真剣にプロフィールを読み込んだりもしない。

たまにマッチングして、メッセージのやりとりが続いたら、
「じゃあ会ってみようかな」ってなることもある。

でも、たいていは数日でフェードアウト。
それを、深く悩むこともない。

婚活って、疲れるイメージがある。
実際、真剣にやっていたときは本当にしんどかった。

「この人は年収いくら?」
「親との同居は?」
「子どもは?」
「転勤はある?」

そんなチェックリストみたいなものを心の中で作って、
ひとつひとつ照らし合わせていく作業。

気づけば、人じゃなくて“条件”と話している気がしていた。

でも今は違う。

「何となく」で婚活してる。
肩の力を抜いて、自然体で、無理せず。

たぶんそれが、今の私にはちょうどいい。

よく「本気じゃないとダメ」って言われるけど、
本気になりすぎて疲れて、自分を嫌いになるくらいなら、
少し力を抜いて“なんとなく”の方が長続きする気がする。

もちろん、遊びたいわけじゃない。
結婚したい気持ちも、誰かと一緒にいたい気持ちも、ちゃんとある。

でも、“必死さ”が先に立ってしまうと、
うまくいかないことの方が多いのも、これまででわかってる。

「結婚って、しなきゃいけないもの?」
「誰かといないと、人生は寂しいの?」

そんな問いが、頭の中をよぎる日もあるけど、
今の私は、「ひとりでも大丈夫だけど、ふたりならもっといいかも」くらいの温度で、
人と向き合っている。

たまに、ものすごく真剣な人に出会う。
「結婚前提でお付き合いできる人だけ探してます」って人。

そういう人と話すと、自分の“ゆるさ”が申し訳なくなることもある。
でも、自分のペースでしか歩けないから、
無理に合わせようとしないことにしている。

婚活に限らず、人生ってタイミングだと思う。

「今は違う」って感じる相手が、
1年後には“ちょうどいい人”になっていることもある。
逆もまた、ある。

だから私は、焦らないことにした。
走る人は走ればいいし、休む人は休めばいい。

私は、歩く。
ゆっくりでも、止まりたくないから。

「婚活してる」って言うと、
がんばってる感を求められるけど、
私は“なんとなく婚活してる派”。

疲れないし、時々おもしろい人とも出会えるし、
自分の心の変化も感じられる。

それって、案外いい時間なのかもしれない。

★★★☆☆ (3 / 5)

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