久しぶりにLINEが来た。ブロックではなかったみたい

投稿者: | 2025年4月17日

正直、もう来ないと思ってた。
あの人からのLINE。

最後にメッセージを送ったのは、たしか2週間前。
既読がつかないまま、時間だけが過ぎていった。

何か気に障ることを言ったかな。
しつこかったのかもしれない。
もしかして、ブロックされたのかも…。

スマホを見るたびに、自分を責めていた。

婚活をしていると、こういう“沈黙”の時間がいちばんつらい。
「いい感じかも」と思っていた相手ほど、突然ふっと消える。

この人となら、と思った矢先の既読スルー。
どこかで覚悟していたはずなのに、心のどこかで「信じたい」気持ちもあった。

そんな中、ふとスマホを見た瞬間、通知が鳴った。

…あの人からだった。

「おはよう。バタバタしてて返信遅れてごめんね。」

ほんの一行。それだけのメッセージだったのに、
心臓がドクンと鳴って、スマホを握る手が少し震えた。

ブロックじゃなかった。
それだけで、ものすごく救われた気がした。

この数日間、ひとりで勝手に落ち込んで、
ひとりで勝手に終わらせていたのかもしれない。

もちろん、本当に忙しかったのか、
それとも「一応返しておくか」的なテンションなのか、
真意はわからない。

でも、それでもよかった。
私はまだ、あの人のLINEに返信できる「位置」にいる。

婚活をしていると、こんな風に感情の波に呑まれることが多い。
ちょっとLINEが返ってこないだけで、世界の終わりみたいに感じたり、
たった一言の返信に、天にも昇るような気分になったり。

冷静に考えたらおかしいのかもしれないけど、
本気で向き合おうとしてるからこそ、
期待してしまうし、不安にもなる。

返信はすぐにはしなかった。

すぐに返したら、また前のように自分ばかりが頑張ってしまう気がしたから。
今度は、少しだけ立ち止まってみることにした。
自分の気持ちを優先してみてもいいかなって、そう思った。

数時間後、私はこう返した。

「返信ありがとう。お仕事忙しそうだね。無理しすぎないでね。」

本当は聞きたいことが山ほどあった。
「なんで急に既読つかなくなったの?」とか
「他に気になる人がいるの?」とか。

でも、それをぶつけたところで、何かが変わるわけじゃない。
むしろ、自分がまた傷つくだけかもしれない。

だから、私は「大人のふり」をして返信した。
余裕があるふり。
怒ってないふり。
何も気にしてないふり。

恋愛って、駆け引きばかりでしんどい。
でも、それでもまた誰かを信じたいと思ってしまう。
うまくいかないことが多いからこそ、
ほんの少しの希望を、ぎゅっと握りしめたくなる。

今、スマホの通知は鳴っていない。

だけど、私は少しだけ前向きな気持ちになっている。
ブロックされていなかったという事実だけで、
また一歩進める気がしたから。

婚活って、思ってた以上に心が削れる。
でも、こんな小さな奇跡のような再接続があるから、
もう少し頑張ってみようと思える。

今日も、誰かの「久しぶり」に救われる。
そうやって、少しずつでも前に進めたらいい。

⭐ 星評価:
★★★★☆(4 / 5)
期待しないって決めてたのに、やっぱり嬉しかった。
でも、次は自分を大事にしながら進みたい。

★★★★☆ (4 / 5)

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