会う前の印象は――お胸が大きいとか、そんなことばかり見てた。

投稿者: | 2025年4月16日

婚活アプリでマッチして、
最初に送られてきた写真。
正直、顔よりも目がいったのは、胸のボリューム感だった。

その時点で、もう“バカだな俺”って気づいてた。
でも、男だから正直に言えば、
「スタイルがいいな」とか、
「なんか得した気分だな」って、
第一印象はそういう部分に引っ張られてしまった。

でも実際に会ってみたら、
その印象は、良くも悪くもすぐに上書きされた。

彼女は、落ち着いた話し方をする人だった。
姿勢がきれいで、言葉を選ぶように話す。
趣味の話になるとちょっと目がキラッと光って、
笑ったときに「あ、すごく綺麗だな」って思った。

気づいたら、胸の話なんて、頭から消えてた。
正直、あんなに気になってたはずなのに。
話していくうちに、**「人として魅力的かどうか」**がどんどん前に出てくる。

それが、なんだか嬉しかった。
自分もまだ、“そういう出会い方ができる”って思えたから。

でも、たぶん彼女は気づいてたと思う。
「最初はそういう目で見られてる」って。

たまに少し距離を置くような仕草があって、
それが逆にすごく、胸が痛かった。

恋愛とか婚活って、
見た目から入るのは自然だけど、
それだけじゃ「ちゃんと人に向き合えない」って痛感した。

今思えば――
一番魅力的だったのは、彼女の話し方だった。

少しだけ恥ずかしそうに笑うとき、
その目の奥に、ちゃんとした“人柄”があった。

★★★☆☆ (3 / 5)

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