正直に言うと、
婚活アプリで年齢を“2つ若く”設定したことがある。
50歳だけど、48歳で登録した。
ほんの2つ。
…でも、たぶん、心の中では大きな2つだった。
マッチング数はちょっと増えた。
でも、会話してると、どこかで罪悪感が出てくる。
「昔のドラマって見てました?」
「その頃中学生だったんで~」
って言われた時、
リアルな年齢差に、ちょっと焦る。
そして、ある女性に言われた。
「◯◯さんって、本当は何歳なんですか?」
バレた。
プロフィールの学歴と話す内容、
微妙なズレで違和感が出たらしい。
正直に言った。
「本当は50です」って。
相手は静かに笑って、
「そうだと思ってました。でも、嘘って残るから…」って言われた。
それ以来、年齢は正直にしてる。
嘘の数字で始まる出会いは、
どこか“嘘の空気”が残る。
もし、誰かとちゃんと向き合いたいなら――
自分の年齢も、そのまま受け入れてくれる人を探した方がいいのかもしれない。