そろそろちゃんとした出会いが欲しい」
そんなことをふと思っていたある日、女友達から前橋市役所関連の婚活パーティーの案内がLINEで届いた。
「え、前橋市役所が婚活パーティー?」
ちょっと意外。でも、市が関わってるならちゃんとしてそうだし、怪しい業者っぽい雰囲気もなさそう。それに、「参加費は男性5,000円・女性1,000円で飲み放題&軽食つき」って、普通の合コンよりコスパ良すぎ。
ということで、ちょっとした好奇心と“脱・ひとり生活”への意志も込めて、初めての「市主催婚活イベント」へ参加してみた。
■ 受付から始まる“婚活モード”
会場は前橋市中心街の洒落たカフェレストラン。
男女20名ずつの募集で、ちょうど満席だったらしい。参加者の年齢層は30代後半~40代中心。「アラフォー婚活」とでも言うべき層で、会場はちょっと緊張した空気が流れていた。
受付で名札とプロフィールカードを受け取り、自分の趣味や休日の過ごし方、理想のパートナー像などを記入する。これが意外と難しい。
「趣味:ひとり焼肉」「休日:ドライブか温泉」
…これで相手にウケるのか、不安しかない。
■ 自己紹介タイムは“1人3分×20人”の真剣勝負
着席スタイルで男女向かい合わせ、3分ごとに男性が移動する形式。俗に言う“回転寿司式”。
時間が短くて、でも何とか印象を残そうとすると、逆に力が入りすぎてしまう。「えーっと、仕事はIT系で…」と言った瞬間、相手の表情が「難しそう」という反応になるのが分かった。少しだけ心が折れる。
でも、なかには笑顔で「わたしもパソコン苦手だけど、助けてくれる人って素敵!」と明るく返してくれる女性もいて、心が救われる瞬間も。
■ フリータイムと「推しメモ」
全員との自己紹介が終わると、飲み物を持ってのフリータイムへ。
ここが“勝負所”でもあるのだが、正直、誰に行けばいいのか分からない。そして意外とみんな動かない(笑)
そんな中、さっき好感触だった方に声をかけてみる。「ITとか難しいって思われがちなんですが、実は…」なんて、軽く自虐っぽく切り出して会話スタート。向こうも笑ってくれて、ちょっとホッとする。
終盤に「印象カード(=推しメモ)」を記入。第1~第3希望まで書けるようになっていて、マッチングはそのあとに行われる。
■ 結果発表、まさかの…
スタッフさんが封筒を配って回る。“マッチングした人だけが封筒の中に相手の番号が書かれている”というスタイル。
開ける瞬間、手が震えた。
「…え?書いてある」
正直、まったく手ごたえがなかったので驚きつつも、封筒の中の番号を確認すると、さっき笑ってくれた女性だった。
その後、マッチングした2人は希望すれば連絡先交換OKということで、無事LINE交換。
■ 「婚活ログ」に残すべき大事なこと
今回の経験を通じて思ったのは、婚活って「運」じゃなくて「行動」。
参加しなければ何も起きない。プロフィールの書き方、話し方、タイミング…細かいところを少しずつ調整しながら、自分らしく向き合うことが大事。
何より、自分の“婚活ログ”をちゃんと書き残していくことで、次への改善や気づきにもつながる。
・初対面で笑顔を大切に
・共通点があればすぐ拾って会話広げる
・プロフィールにウケ狙いは不要、真面目が一番
・終わった後は、ログ(記録)をしっかり残す!
■ 最後に:婚活ログは人生ログかもしれない
「婚活」は恋愛というより、“人生のパートナー探し”だ。だからこそ、ちゃんとログに残す価値がある。
今回マッチングした彼女とは、これからゆっくり連絡を取り合って、少しずつ距離を縮められたらいいなと思っている。
次にまた婚活イベントに出るときは、この「婚活ログ」の続きを、ちゃんと書けるように。