先週、好きだった人にLINEをブロックされた。
…たぶん、気づいた瞬間は5秒ぐらい止まってたと思う。
スタンプも既読がつかない。
メッセージも送れるけど、通知が行ってない。
通話も鳴らない。
検索して、「ブロックの特徴10選」みたいな記事を読んで、
該当しすぎてて、笑えなかった。
思えば、彼とは婚活アプリで出会った。
メッセージのやりとりは穏やかで、誠実そうな印象。
初対面も悪くなかった。
カフェで2時間くらい話して、連絡も数日続いて。
また会いたいね、って話してたのに。
気がついたら、未読。
そのまま、既読にならず、
気がついたら、スタンプもスルー。
ブロックって、相手の画面には何も表示されないんだよね。
静かに、何も言わずに、切られる。
理由は、わからない。
たぶん、わたしが何かしたのかもしれないし、
単に彼の中で「なし」だったのかもしれない。
でも、言ってほしかったな。
「合わないと思った」って。
「ほかにいい人ができた」って。
ブロックって、なんていうか、「無視」よりも残酷。
正直、落ち込んだ。
「わたし、何がダメだったんだろう」って、めちゃくちゃ考えた。
年齢?
写真?
LINEのテンション?
距離の詰め方が早かった?
婚活をしてると、こういう“答えのない別れ”が
一番、心を疲れさせる気がする。
でも、考えてみた。
もし、逆の立場だったら?
もし、合わないと思った人に、断るのが怖くて、
静かに距離を置こうとしてしまったこと、なかったかな?
ある。
私もやってた。
フェードアウトってやつ。
だから、彼を責めることはできない。
わたしも不器用だったから。
今、スマホのLINE一覧を見ても、
彼の名前はもう表示されていない。
履歴はあるのに、存在が消えたみたいに静か。
だけどね、
それでも私は、この経験を「無駄」にはしたくないと思った。
次に誰かと出会ったとき、
LINEの既読や返信スピードに一喜一憂するのはやめたい。
もっと“会ったときの空気”や“自分の感情”を信じてみたい。
そして、いつか、
ちゃんと「好き」と言ってくれる人と出会いたい。
ブロックしない人。
ブロックされても、心が折れない自分。
そんなふうに思えるまで、ちょっとだけ深呼吸して、
また婚活、続けてみようと思う。
婚活って、ほんと心が削れる。
でも、削れた分だけ、優しくなれると信じたい。
今日のわたしは、まだ傷がじんわり痛むけど、
それでも、ちゃんと前を向けてる。
ありがとう、読んでくれて。